安心のかたちがある場所

春の夕方、外で遊んでいた子どもがほっぺを赤くして帰ってくる。
「お腹すいた！」の声に合わせて、このテーブルにおやつが並ぶ。
焼き立てのクッキーの甘い匂いと、ミルクの温かさ。
家族の笑い声が丸みを帯びた天板に弾んで、リビングいっぱいに広がっていく。

角のない丸いフォルムは、子どもが走り回っても安心できる形。
どんな瞬間もやさしく受け止めるその姿に、家族の時間が自然と寄り添っていく。

やがて日が暮れると、テーブルの上はカードゲームや折り紙に早変わり。
負けて悔しがる声も、夢中で笑う顔も、この木のぬくもりが静かに見守ってくれる。
ただのテーブルなのに、家族の時間を重ねる舞台になる。

その日そのときの出来事をそっと抱きとめて、
次の日にはまた新しい物語を迎え入れる。
リビングの中心で、暮らしの「今」を映すテーブル。

Run ― 子どもが安心して走り回れる、丸みを帯びたやさしいテーブル。
暮らしの真ん中で、家族の動きと笑顔を軽やかに受けとめます。