またここに集まる

日曜日の朝。窓を開けるとやわらかな光と、遠くから鳥の声が入り込んできて、リビングの空気がふっと変わる。
昨日の夜に子どもが途中まで読んでいた絵本、夫婦で次の旅を想像しながら選んだガイドブック、
季節ごとに花を生け替える友人から贈られた花器。

仕切られた空間は、小さな舞台の連なりのようで、置かれたものの表情を引き立てながら、
どの角度から眺めても整った風景をつくり出す。
低めの高さと八の字に伸びた脚は圧迫感を消し、北欧家具らしい軽やかさをまといながら、
暮らしの景色をいつも穏やかに支えてくれる。

夜には、ランプの灯りに照らされた本やオブジェが静かに語りはじめる。
「また明日もここに集まろう」
そんな声が聞こえてくるような気がして、家族は自然とシェルフの前に集まりたくなるのだった。

Gather ― 家族も、本も、思い出も。自然と集まり、居場所を見つけるシェルフ。

ひと枠ごとに小さな舞台のような空間があり、置かれるものの表情を引き立てる。
朝の光も、夜の灯りも受け止めながら、暮らしの記憶を一つひとつ重ねていく。