暮らしを編む、静かな箱

リビングの壁際に佇むチェストは、部屋の空気をやわらかく整える存在。
扉いっぱいに広がる編み目のデザインが軽やかさを与え、細身の脚が全体をすっと浮かせ、家具でありながら圧迫感を感じさせない。
そこにあるだけで、空間に余白と呼吸をもたらしてくれる。

上段の引き出しには、家族がよく使う文具やリモコン、日々の暮らしの小さな道具たち。
開け閉めするたびに、使い慣れた手触りとともに「ここにある安心感」を思い出させてくれる。

下段の扉を開けば、読みかけの本や季節ごとに使う器、子どもの工作が大切に並べられ、
しまうことで暮らしが整い、取り出すことで記憶がよみがえる。
日々の時間の積み重ねが、このチェストにそっと刻まれていくのだ。

Weave ― 暮らしと記憶を編み込み、家族の時間を包み込むチェスト。

編み目のデザインが、日々の出来事や大切なものをやさしく繋ぎ合わせ、
リビングの景色を整えながら、思い出を重ねていく。
しまうたびに、取り出すたびに、家族の物語が織り込まれていく一台です。